◇◆編集部トレンド◆◇ 「P.style.wedding 吉田美江さん」を取材!
P.style.weddingの吉田美江さんとpartycreation編集部の対談のご紹介です。
吉田さんはコンセプトウェディング、地球に優しいエシカルウェディング、屋外で行うアウトドアウエディング、
レストランウエディングなど、場所を選ばないオリジナルウエディングの提案を続けられ
広島、東京、沖縄を拠点に全国で様々なウェディングを手掛けています。
本日は吉田さんが手掛けられたオリジナルウエディングについてのお話を伺いたいと思います。
partycreation編集部
最近、吉田さんが手がけられたオリジナルウエディングのお話をお聞かせください。
P.style.wedding 吉田さん
いくつかご紹介したい事例があるのですが、まずは沖縄の読谷村のリゾートホテル、ホテル日航アリビラでの
旅行型のオリジナルウエディングについてお話したいと思います。
partycreation編集部
コロナ禍のウェディングでしたが、新郎新婦様のこだわりや想いは叶えられたのでしょうか。
またどんなことをプランナーとして大切に考え、結婚式づくりに向き合われたかについても
教えていただけると嬉しいです。
P.style.wedding 吉田さん
実はこのお客様は当初は20名の旅行型のウェディングを希望されていました。
しかしコロナ禍の影響で最終的にはご家族様のみで開催されました。
それでも新郎新婦様はコロナ禍の中でも当初から結婚式は必ずやりたい!という夢があり、
お二人のこだわりと感謝の想いをとことん拘られました。
【挙式】は、ホテル日航アリビラのビーチの海の前にガゼボをつくり岩や景色が絵画のようになるように装飾しました。
テーマカラーは、コバルトブルー、オフホワイト、グリーン。
ご家族様だけの結婚式でしたので、神聖で温かい雰囲気が溢れる挙式を行うことができました。
【会食】は、グリーンのグラデーションにさし色のペール系のパープルの小花をいれた装飾にしました。
会場の設営の関係上、オリジナルで高さのある花器をつくりゴールドにペイントし、
電球も装飾しながらお二人の好みの世界観をつくりあげました。
partycreation編集部
挙式も会食もテーマカラーを決め、世界観溢れる素敵な空間に仕上げられていて素敵ですね!
新郎新婦様のお子様も参加されていたと伺いましたが、プライベートの空間でリラックスしながら
ご家族で過ごされたのではないでしょうか。
また新郎様の親御様はご職業柄、結婚式当日は参加ができなかったと伺いましたが、
会食中にオンラインで繋がり、感謝の気持ちを伝えたとか。
P.style.wedding 吉田さん
そうなんです。プライベート空間でしたので、お子様はストレスなく日常の延長上でご家族と過ごされていました。
また会食中にオンラインで親御様へ繋ぎ、新郎様は感謝の気持ちを伝えられました。
このシーンに立合いをさせてもらい、結婚式は人数などの規模ではなく、
少人数でもしっかりと気持ちを伝えていけるものなんだぁと実感し私も感動しました。
partycreation編集部
会食を終えられたあとは、フォトウエディングも自由度のある撮影をされたと伺いましたが、
どのような時間を過ごされましたか?
P.style.wedding 吉田さん
当初よりサンセットタイムと星空の撮影をしたい希望がありました。
会食後は、フォトツアーを新郎新婦様と撮影クルーのメンバーで行いました。
実は新郎様はプロポーズをされていなかったので、
新郎様と私でサプライズを企画しサンセットタイムにプロポーズを行い成功しました!
その後は、まるで絵画のような美しい夕日をみながらのサンセット撮影から始まり、
幻想的でロマンチックなマジックアワータイムの撮影を。
ゆっくりと夕暮れの時間を過ごし、最後は、恩納村の崖へ移動し21時頃からは星空撮影を行いました。
【サンセット】
【星空】
partycreation編集部
フォトツアーの企画、装飾コーディネートの世界観もどれも素敵ですね!
時間とともに時が移り行く、この日しか体験できない特別な撮影ができたのではないでしょうか。
P.style.wedding 吉田さん
新郎新婦様からは、フォトツアーの最中に私たちの夢を叶えてくれて本当にありがとうございました!
と涙ながらお言葉を最後にいただきました。
コロナ禍での結婚式ではありましたが、私もお二人に寄り添いながら思い出深い時間を過ごすことができ
感動しました。
P.style.wedding 吉田さん
続いて、今日はもう一つ印象的だった熊本のキャンプ場で叶えられたオリジナルウエディングについても
お話したいと思います。
【コンセプト】 :陽だまり 〜 Positive sun 〜
【スタイル】 :エシカルウェディング
エシカルウェディングは、ビーガン料理やマイ箸の利用や
ゴミを出さない工夫やフードロス削減を意識した内容をプランニングしました。
【テーマカラー】:グリーン×明るめ黄色&オレンジ挿し色
【ドレスコード】:ホワイト&ベージュ
フラッグボーイとリングガールにも参加してもらいました。
お天気にも恵まれ、新郎新婦様もテンション高く1日を過ごされていましたが、
思い出に残るエピソードは、1年前にP-styleで結婚式(広島で森の中ウェディング)をされた卒花嫁さんと
卒花婿さんにわざわざ広島から熊本まで来てもらい、パーティー装飾やテント装飾のセットのお手伝いを
してもらったり、パーティースペース中央のバーカウンターで瀬戸内レモンを使ったレモンサワーを作って
もらったりしながら卒花嫁&花婿さんとリアル花嫁&花婿さんとのご縁を繋ぎながら結婚式づくりをしたこ
とです。キャンプが大好きという共通点から今はとても仲の良いお友達になられています。
【レイアウト】
レイアウトは、固定概念に囚われないスタイルで考えました。
新郎新婦様もゲストの皆様も自由に歩き回り、リラックスしたなかでパーティーを楽しく開催することができました。
コロナ延期前の当初のお日取りには高齢86歳のおばあちゃんへ花嫁姿を見せに行く希望も叶えました。
カメラマン、ムービー担当にも同行してもらいおばあちゃんに会いに行くことができ、おばあちゃんは
泣いて喜んでくれました。
残念ながら当日の結婚式には参加出来なかったのでこの企画をご提案して本当に良かったと思いました。
partycreation編集部
おばあちゃんへ花嫁姿を見せにいく夢も叶えられたのですね。感動して涙がでそうです(笑)!
当日の様子をイメージすると、本当に心があったかくジーンとしました。
素敵なお話ありがとうございます。
最後に吉田さんへお伺いしたいのですが、吉田さんがプランナー、フラワーデザイナーとして大切に
されていることはありますか。
P.style.wedding 吉田さん
お二人の価値観、結婚式の価値観を私自身が認識してから提案することです。
提案は、まずはお二人の好きなテイストの写真をもらい、その写真のイメージやインスピレーションから
イメージを広げ、コミュニケーションをとりながら提案するようにしています。
また、お二人にはご予算もありますので、全体の予算も伺いながら、+αの特別な提案を行い、
総合的にお二人の夢をたくさん叶えていけるようにしています。
この記事の第二弾は9月3日(金)UP予定です!
お楽しみに♪
吉田美江さんプロフィール