◇◆豆知識◆◇ HOME PARTY 〜おもてなしの演出(1)~
今日のお話はパーティーの演出について!
■おもてなし演出前の大事なこと■
おもてなしの演出テクニックを身につける前に、自分自身の“感じる力”を研ぎ澄ませ、
日々感性を磨くことを意識することが大切といわれています。
日常にある何気ない発見や感動を見過ごさず、生活の中で“素敵”と出会うことで、五感が豊かになります。
五感が豊かになることで、おもてなしをする際の演出のアイディアにも繋がっていきます。
例えば、四季のうつろいを感じてみる・・・
鳥のさえずりや野に咲く花から見られる季節感。
メディアや街のディスプレイ、デパ地下などの食品ディスプレイ。
旅先やレストランでのおもてなしや、プロのお料理のプレゼンテーションなど・・・
ヒントは日常にもたくさんあります。
ぜひ自分自身が意識して、記憶にも留めていきましょう。
■食と五感■
五感は、「視覚」「嗅覚」「触覚」「聴覚」「味覚」 の人間の代表的な5つの感覚です。
それぞれから入ってくる情報は、身体に記憶され、心の記憶にも影響します。
食のシーンで感じる五感には、以下のようなことが考えられます。
◉視覚
色合い、形、旬を感じる、美しい盛り付け、美味しそう・・・
◉嗅覚
香ばしい香り、甘い香り、酸っぱい香り、思い出と繋がるような香り・・・
◉触覚
舌触り、歯触り、温度、シャキシャキ感など・・・
◉聴覚
材料を切るときの音(サクっ、パリっ)
食べる時の音(ポリポリ、カリカリ、パリパリ・・・)
調理をするときの音(ジュー、コトコト)
心地よいBGM
◉味覚
五味(甘味・苦味・塩味・旨味・酸味)
舌だけでなく粘膜や喉でも感じる辛味、渋み、えぐみ・・・
■視覚の重要性■
人が取り入れる情報の80%は、視覚からの情報が占めると言われています。
食のシーンにおいても視覚から得られる情報は重要なポイントになりますね。
食のシーンに置き換えた場合、人の記憶に残すことも参考におもてなしのシーン作りに役立ててみてください。
・雰囲気、空気感、一緒に時間を共に過ごすメンバー 65%
・食卓上の食器類や小物、演出アイテム 30%
・お料理 5%
食事を共にするパーティー の中で、お料理の印象はわずか5%ではありますが、
プレゼンテーションの仕方や盛り付け、メニューの構成などで話題を作り、場面を切替え、
コミュニケーションを生み出すきっかけにもなりますので、
料理を名脇役として、いかにうまく使うかを考えていくと、
記憶に残るおもてなしの一つになります。
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mari ono
大手アパレルメーカーにてブランドの企画・マーケティング・生産を担当。 色に興味を持ち、カラーコーディネート・パーソナルカラー・カラーセラピーの資格を取得。 テーブルコーディネート・フードコーディネートを学んだ後、食空間コーディネートを手掛ける。 現在は、ワールドサービスに所属し、全国200以上のラグジュアリーホテル・ゲストハウスの目的にあわせた空間コーディネートを企画、導入した実績をもつ。 またパーティーに必要不可欠なテーブルクロスなどのテーブルリネン類、食器・家具など、オリジナルアイテムの開発製作に携わる。 その他、雑誌のテーブルコーディネート、展示会の空間演出・一般パーティーやイベント演出なども手掛けている。
2006年度 東京ドーム・テーブルウエア大賞 〜優しい食空間
テーブルコーディネートコンテスト 大賞・経済産業大臣賞受賞 他、受賞多数
日本野菜ソムリエ協会・パーティースタイリスト養成講座 認定講師 「食のおもてなし・演出」担当