◇◆豆知識◆◇ HOME PARTY 〜おもてなしの演出(3)~
今日のお話はパーティーの演出について第三弾!
■料理 〜食器の選び方~■
テーブルコーディネート のポイントとして、テーブル上の「魅せ方」を考えた食器使いは効果的な演出になります。
どんな食器を、どんなお料理と合わせたら良いのかを考えるのも楽しみの一つではありますが、食器を選ぶ前の準備として、ゲストへの心配りとなるポイントもおさえておきましょう。
例えば、個人使いの食器を他のゲストとまちがえないように、色違いでお皿やグラスを揃えておいたり、グラスにはグラスマーカーなどのアイテムを利用したりと、見た目だけでない おもてなしの表現はゲストの記憶にも残ります。
またちょっとしたことですが、手間をかけておきたいところのポイントとしては、お皿の温度に気を配ってみると、おもてなし度は確実にアップします。
温かい料理には温かいお皿を、冷たい料理には冷たいお皿をといった具合で、料理そのものを美味しく提供するテクニックとして、ぜひ取り入れてみて下さい。
■食器使いのあれこれ■
1:小さな器・ピンやスプーンなどを使う
おちょこや小さなグラス、スプーンなど、小さな器を大きめのお皿に並べてみるなど、大きな器と小さな器の組み合わせは、見た目がおしゃれな印象になるだけではなく、食べやすさも増します。
またこだわりの塩、オリーブオイル、ペッパー、レモンなど煩雑になりがちな調味料などを小さな器に入れておくと、ゲストも取りやすく、テーブルの汚れ防止にも役立ちます。
2:カッティングボードやおしゃれなフライパンなどの調理器具を直接食卓に
調理器具として使うお鍋やカッティングボードなども、今はおしゃれなものがたくさん出ています。
そういうものをうまく利用して、食卓上に直接置いてしまうのも良いでしょう。
3:白いお皿と黒いお皿
白いお皿は食材がよく映えるので、料理がより一層美味しそうに見えます。
多少地味に感じるかもしれませんが、色々な野菜を添えて彩り華やかに演出しましょう。
また派手だと感じるようなお皿には、無地のお皿を重ねたりすることで絵柄がうまく調和すると同時に、カラーコーディートにもなりますので、柄と無地の色合わせを楽しんでみるのも良いでしょう。
また黒いお皿もお料理を魅せるのは効果的です。黒いお皿は食べ物を引き立ててくれ、また引締めてもくれます。
白いお皿に比べて、お料理が少ない量でも間延びしない盛り付けになります。
4:仕切りのある器づかい
仕切りのあるお皿を使うと、それぞれの料理が独立したような、間のある盛りつけができるため便利です。
きれいに見せるポイントは少しずつ盛ること。様々な色の料理を並べることで、見た目も綺麗な一皿が出来上がります。また仕切りがあることで味が混ざらない、又、ワンプレートだと後片付けも便利です。
5:高さを出す器を取り入れる
テーブルの上の料理をどれも美味しそうに見せるためには、配置のバランスとメリハリが必要です。
お皿をテーブル上に並べる際には高低差をつけることで、食卓にリズムが生まれます。
また器も、大きなものと小さなものとを組み合わせることで単調にならずメリハリ感を作れます。
6:食材自体を器として使う
プチトマトやピーマン、チコリなどの野菜、又、シューやパイのカップなど食べられる食材を器にしてしまうのも良いアイディアです。食材の色が自然のカラーコーディネートとなって、彩り豊かな食卓演出にも繋がります。
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mari ono
大手アパレルメーカーにてブランドの企画・マーケティング・生産を担当。 色に興味を持ち、カラーコーディネート・パーソナルカラー・カラーセラピーの資格を取得。 テーブルコーディネート・フードコーディネートを学んだ後、食空間コーディネートを手掛ける。 現在は、ワールドサービスに所属し、全国200以上のラグジュアリーホテル・ゲストハウスの目的にあわせた空間コーディネートを企画、導入した実績をもつ。 またパーティーに必要不可欠なテーブルクロスなどのテーブルリネン類、食器・家具など、オリジナルアイテムの開発製作に携わる。 その他、雑誌のテーブルコーディネート、展示会の空間演出・一般パーティーやイベント演出なども手掛けている。
2006年度 東京ドーム・テーブルウエア大賞 〜優しい食空間
テーブルコーディネートコンテスト 大賞・経済産業大臣賞受賞 他、受賞多数
日本野菜ソムリエ協会・パーティースタイリスト養成講座 認定講師 「食のおもてなし・演出」担当