今日のお話は和のテーブルコーディネートに大切な食器についてのご紹介です
日本には、他の国には類を見ない程の多種多様な器があります。
料理を盛る器としてだけでなく、料理を引き立て美味しく見せる役割も担っています。
「目で食事を楽しむ」ためのものや、「季節に合わせて素材や絵柄を楽しむ」ための季節感を演出するためのもの、「箸を使い、手に持って食事をする」ために、一人用のサイズに合わせ、持てる大きさ・重さなどを考慮したものがあります。
多種多様な器があるからこそ、組み合わせや格合わせ、コーディネートをする際に必要な形や素材、紋様などの基本的知識があると、おもてなしも楽しくなるのではないでしょうか。
和食に用いられるやきものは原料と製作の焼成温度によって分類されます。
土器・炻器・陶器・磁器などを総称して、やきものと呼びます。
個人で使う器の代表的なやきものです。手に合う大きさ、持ちやすさなどを考慮して選ぶのが大切です。
一人用の盛り付けなどにぴったりで、取皿としても重宝し、使い勝手の良いサイズで、汎用性があります。
取皿として使われたり、醤油や薬味を入れたりするのに最適です。また、小さなポーションの料理を乗せ、たくさんの種類のものを使うことで、食卓に華を添えるような役割もあります。
皿より深みのある器を鉢と呼びますが、形状など種類は様々です。浅めの深さのものには、和え物など汁気の少ないものに、深めのものは、汁気の多いものの取皿としても役立ちます。
煮物や蒸し物を出す際、冷めにくいようにと作られたものですが、中が見えないことを利用し、蓋を開けたときのサプライズ演出をする際などにも使えます。
正方形の正角皿・四方皿と、長方形の長皿があり、焼き物・揚げ物などの料理に適しています。
蕎麦猪口・土鍋・大鉢・大皿・徳利・銚子・ぐい呑み・猪口・急須・土瓶
和食器のアイテムとして不可欠なものが、漆の器。素地が木でできている漆器は、手触り・口当たりも優しく、使い込むほど艶が増す器です。
熱が伝わりにくいので、熱い汁物などを入れても、手に取っていただくことができます。
漆の持つ優しい風合いと、器を口につけた時の口当たりの魅力を、一番実感でいるアイテムです。
日本の伝統的な食事の形。個人用の卓の膳は、今でも格式ある料亭などでは使われていますが、座卓やテーブルでの食事が主流になった現代では、折敷を使って一人分の食器をセッティングすると、まとまりが出ます。
重箱・切溜
透明感のあるガラス器は、涼を演出してくれ、夏の器としても最適ですが、最近では多種多様な色ガラス、デザイン・カットの美しい切子など、一年を通じて、テーブルを彩る必須アイテムとなってきました。
飲み物用のグラスや、酒器はもちろん、皿や鉢、蓋物など、陶磁器や漆器と上手に組み合わせることで全体が洗練されたコーディネートになります。
箸のみで食事ができるのは、日本独特の食文化です。料理を口に運ぶだけでなく、一口大に切ったり、ほぐしたり多様な使い方があります。また、祭事用・日常用・調理用・取り分け用・菓子用など、場面によって使い分けていることも日本ならではの伝統です。
錫・竹・杉などのアイテムは、古くから伝統工芸品・生活用品として身近だった素材だったところに、新しい感覚のデザインが加わり、スタイリッシュなアイテムとして注目されています。自然素材の器は、人の五感に訴えるような演出も可能です。
器の特徴と使うシーンをイメージして、食器選びを楽しんでみてください。
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