◇◆豆知識◆◇ HOME PARTY 〜おもてなしの演出(5)~
今日のお話はパーティーの演出について第5弾!
■その他の演出ポイント■
食器使いやお料理の盛り付けなどの直接的な演出の方法以外にも、食空間を演出するためのポイントはいくつかあります。
デコレーションのような技術的なことだけではなく、シーンづくりや下準備なども含めて「おもてなし」と言えるので、ヒントになるポイントを覚えておくと便利です。
1:料理の出し方を考える
はじめに出てくる一皿は、驚きが隠されているとパーティーが盛り上がります。
スタートメニューとして、レストランメニューから参考にしたいのが、一つの大皿に前菜とスープを一緒に盛り付けるような提供法が効果的です。
品数が多いことでお皿の上が華やかになりますし、時間が制約されるようなパーティーの手間が省けたり、女性の集まりなどには見た目の印象からも喜ばれます。
冷たい前菜と温かいスープ、または温かい前菜と冷たいスープなどのような料理に、メリハリがあるようなものを選ぶとより効果的です。
2:手間を減らすことでコミュニケーションの時間を
準備自体も、工夫によっては時間や手間を短縮できます。そうすることでホストもゲストとの時間を持つことができます。
日本人には苦手意識がある準備が軽減でき、本来のパーティーを開催する楽しさが増え、気軽におもてなしができるようになります。
また、全部が手作りの料理ではなくても既製品と自家製品を組み合わせたり、ポットラックパーティーにしてゲストと分担したり、パーティーを開くことが負担にならないような工夫があると、参加する全員が楽しめるおもてなしが可能です。
3:食べ物の下準備
実は食材や料理は、ちょっとした工夫や盛り付けで演出のクオリティが上がります。
野菜などは完全に水切りされていないと、どんなに美味しいドレッシングであえられていても、水っぽくなって美味しくありません。また、食材を同じ大きさに揃えて切るのも、大切なポイントです。出来上がった時の見た目の美しさにも大きく影響します。
一つのお皿の中に食感の違うものを組み合わせることで、メリハリができるのも、お料理を楽しむための演出として重要なことです。
4:旬を取り入れる
最近は一年中、あらゆる食材が出回っていますが、やはり旬の食材を選びたいものです。
その季節にしか出回らないものが食卓にあることで会話も弾みますし、何より季節感を大切にする日本人ならではの演出の一つにもなります。
またテーブルコーディネートや卓上に飾るお花なども、旬のものを取り入れることで、その季節にしかできない季節感を味わう楽しみも素敵なおもてなしパーティー演出になります。
その他、パーティーのシーンやコンセプトに合わせた、デコレーションブースやアイテムなどもあると、より一層印象深いものになります。
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